研究レポート

エネルギー戦略Insights 「『抑止』の観点から考える経済的威圧」

執筆者 小林 良和
概要 国家が外交・安全保障上の目的を達成するため、経済的な相互依存関係を戦略的に利用する「経済的威圧(economic coercion)」への関心が高まっている。経済安全保障をめぐる近年の議論も、・・・
要旨 経済安全保障では、経済的威圧への対応だけでなく、威圧を思いとどまらせる「抑止」が重要となる。抑止には、相手に対する直接的な報復を示唆する「懲罰的抑止」と、供給網の多様化や備蓄拡充で威圧の効果を弱める「拒否的抑止」がある。日本は経済力の制約から拒否的抑止が中心だが、WTO提訴のような国際ルールに基づく対応も抑止力となる。今後はデリスキングを進めつつ自由貿易を維持し、経済的威圧を防ぐ体制強化が重要である。
キーワード insights、経済的威圧、経済安全保障、抑止、懲罰的抑止、拒否的抑止、デリスキング
メディア情報 HP (2026年7月6日)
URL https://test-eneken.mvmt.jp/journal/energy_strategy_insights.html
論文PDF https://test-eneken.mvmt.jp/data/13369.pdf