研究レポート

エネルギー戦略Insights 「『冷静さ』保つ国際原油市場」

執筆者 小林 良和
概要 米国とイランの間では現在、ホルムズ海峡の通航問題や核開発をめぐる交渉が続いているものの、本稿執筆時点(5月8日)では、いまだその合意の見通しは立っていない。その結果、世界有数の石油輸送ルートであるホルムズ海峡は、・・・
要旨 米国とイランの対立によりホルムズ海峡の実質的封鎖が続き、世界の石油消費の約2割に相当する未曽有の供給途絶が発生している。一方で原油価格は90~100ドル/バレル台にとどまり、市場は比較的冷静である。その背景には、危機前からの供給余剰と高水準の石油在庫、各国の備蓄放出期待、事態は一時的とみる「正常性バイアス」がある。また、先物市場では「情報の氾濫」問題の影響で市場が現物の需給を十分反映していない可能性も指摘できる。
キーワード insights、原油価格、ホルムズ海峡、地政学的リスク、WTI価格、ブレント価格
メディア情報 HP (2026年5月11日)
URL https://test-eneken.mvmt.jp/journal/energy_strategy_insights.html
論文PDF https://test-eneken.mvmt.jp/data/13247.pdf