研究レポート

電力価格変動リスクへの対応と電力先物取引の重要性 ~スポット価格の高騰事例にみるリスク顕在化~

執筆者 大西 健一
概要 我が国の電力市場は、2000年代以降の制度改革により自由化が進展し、2016年の小売全面自由化を契機として競争環境が大きく拡大した。これに伴い、日本卸電力取引所(JEPX)のスポット市場は、電力需給に基づく価格形成と取引の透明性を...
要旨 我が国の電力市場は、自由化の進展により競争環境が大きく拡大し、JEPXのスポット市場は需給に基づく価格形成と取引の透明性確保において中核的役割を担ってきた。制度整備により取引は拡大したが、一方で寒波やLNG不足、地震や天候不順に起因する価格急騰が相次ぎ、小売電気事業者の経営リスクが顕在化している。加えて燃料市場の不確実性がボラティリティを一層高めており、電力先物の活用によるリスクヘッジと経営安定化の重要性が一段と高まっている。
キーワード スポット市場、卸電力市場、価格変動リスク、電力先物、先物取引、ボラティリティ
メディア情報 HP (2026年4月17日)
論文PDF https://test-eneken.mvmt.jp/data/13197.pdf